システムの依頼ということの難しさ

2011/11/29 11:39

システムの依頼というのは、要するにシステム要件定義のようなものであり、新システム導入の要といえる。このシステムの依頼というのはある企業が、ある戦略にもとづいて、自社のシステムを構築しようとする際に、いわゆるシステムベンダーという会社に、出すものである。このシステムの依頼に基づいて、ベンダーは、提案書を作成するわけだ。従って、このシステムの依頼は、システム化要件という名前で、複数者に提出される。システム業界ではRFIと読んだりRFPと呼んでいる。


これを元に提案するわけだから、文言ひとつひとつも非常に重要な意味をもつ。ひとつひとつの要件を満たす提案になっているか、細かい部分も配慮した提案書になっているか、など非常に重要なこととなる。そして私が在籍したシステム会社でよく経験したのは、相手がわざと爆弾をうめこんでいるということである。わざとあいまいに書いたり、遠まわしに書いたりするのである。それは、不利なことであったり、システム会社にとって、あとで気づくと、戻るのが大変なことだったりする。


要するに爆弾である。後の基本設計などで、こんな要件なかったじゃないか、といいたくなるような場面に遭遇するのだが、要望書には書いてある、といわれてしまうのである。もともと受注をする前に、それは伝えていたよ、というのである。そのわけで爆弾なのである。これにしっかり気づいて、プロジェクトの危険因子をとりのぞくのもプロジェクトマネージャーの仕事である。なるべくこのようなものにしっかり気づいて、不採算案件にならないように注意する必要がる。従ってシステムの依頼の内容は慎重に吟味する必要があるのである。